2010年07月09日

話題のエリオス Elioth B305 買いました

1万円の激安アコーステックギターとして話題のエリオス B305を買った。


Elioth B305


手持ちのオール単板のギターは室内専用で使っているので、公園などの屋外で気軽に弾ける合板ギターの安いやつが欲しかったためだ。

購入にあたっては、3万円程度のヤマハ、S.Yairiかアリアあたりのものを検討していた。もっと安い1万円程度の安物アコギもあるが、そこまで予算を落とすと、楽器としては使い物にならないものが多いので、最低限3万円を予算として考えていた。
ところが、3万円ギターほどのクオリティで1万円の価格ということで話題のエリオスを知り、試しに買ってみることにした。


購入価格は、税込で9,900円!

全体的な感想としては、たしかにS.Yairiの3万円台のギターと同程度の質感。これで1万円はなかなかお買い得感あり。ただ、同じく3万円でも、ヤマハのFG720S(実勢価格3万ほど)と比べると、ややチープ感がある。というか、逆にヤマハの作りが良すぎるのかも。

以下、詳細を述べると

ボディサイズはドレッドノート。ドレッドの一般的なシェイプだ。

トップはこの値段でスプルース単板!サイド、バックは合板のマホガニー。

ネックはマホガニー。
ただ、ネックは、3フレットあたりで継ぎ足ししている。根元も3ピース。
B305 ネック裏

ブリッジ、指板はローズウッド。
ブリッジはローズの上に黒い塗装。指板は塗装なし。
濃いエボニーやローズウッドが少なくなったためか、安物ギターでエボニーやローズウッドの指板やブリッジに黒い塗装をしているものが多くなった。これは絶対やめてほしい。とくに指板は、だんだん色がはげてきて、指が真っ黒になるなど支障がでる。このB305は、指板は無塗装のローズウッドなので良い。

弦長は650mm。ナット幅は44mmで、少し広め。

ペグは、オリジナルの物にしては、なかなか作りが良い。
以前、友人の激安ギターを触ったことがあったが、ペグがぜんぜん使い物にならなかった。

ナットとサドルは牛骨!
1万円ギターでナット、サドルが牛骨というのは驚きだ。
しかしながら、作りがめちゃくちゃ荒い。とくにナットは正直粗悪すぎる。例えば、弦溝が雑で、3弦の溝が6弦の溝と同じ幅だったり、各弦の間隔がバラバラ。適当に作ってる感じ。
エリオスの最大の不満点だ。
たしかに、牛骨材を使用すると、手作業になってしまうので、コスト的に作りが雑にならざるを得ないのかもしれない。そうであれば、普通にプラ材でちゃんと成型されたナットを使う方がいいのではないだろうか。
ちょうど手持ちに牛骨材があったので、すぐに作り直してしまった。

ケースはソフトケースが付属する。
ピンクという色使い、デカ過ぎるメーカーロゴ・・・はっきりいって、デザインがダサすぎる。これは持ち歩くのに勇気がいるだろう。
ケースは買い直す必要があるかも。これだったら、ケースをオプションにして、もう少し値段を下げて欲しい。

肝心の音の方は、可もなく不可もなく。
いわゆる3万円台のトップ単板ギターの音。
逆にいうと、他の1万円の安物ギター以上の音は出ている。


とまあ、こんな感じだが、1万円にしてはよく出来ている。ちょっとしたお遊びギターとして一本あってもいいと思う。


なお、ただいまキャンペーン中で、千円プラスすれば、ピック、ピックケース、ペグワインダー、交換弦、ストラップ、チューナー、教則本のセットもある。初めてアコギを買う人はこのセットがおすすめ。


2010年05月24日

やっぱり弦は緩めるべき

ゴールデンウィークとこの土日で、結構なギターショップを周った。新しいギター欲しい病が発病し、購入するためのアコギを物色していたからだ。

お店によって、ギターの弦を緩めて展示しているところと、緩めずに展示しているところがあった。

やはりというか、弦を緩めていないお店のアコギはたいてい順ぞりをしていた。

ショップ店員に「これ順ぞりしてますよね?」と言うと、どの店員も同じような返答をする。

「大丈夫です。トラスロッド回せば直りますから。ちょっと回してみましょうか」


う〜ん。これでは外れを引くと新品にもかかわらず、トラスロッドを回しきったギターを買っちゃったなんてことにもなりかねない。
ギターを買うときには、弦を緩めて展示しているお店で買おうと思った次第である。

今回のアコギ物色の旅では、数多くのギターをチェックし、弦を緩めないとネックは反るものだと、改めて理解した。


やっぱり弦は緩めるべきだと確信した。

2010年05月11日

Martin ギターの保証期間が延長される

マーティンの保証期間がこれまでの1年間から3年間に延長される。
これから買った場合だけでなく、すでに購入済みのマーチンにも、この保証期間延長が適用されるそうだ。したがって、一旦保証期間が切れた人も、保証の対象となるというわけだ。
ただし、この既購入ギターの延長措置は、2007年5月1日以降に購入した人が対象。また、保証対象者は最初に新規購入した人のみ。中古購入は対象とならない。

詳しくは次のURLへ
 http://www.martinclubjp.com/3years_warranty.html


2007年からD-28のネックが2wayのアジャスタブルに変更されたのはいいが、ネックがよく反るようだ。うちのもすでにトラスロッドを合計1回転半くらい回している。この代のD-28のネックは、かなり薄く(めちゃ薄い!)指の短い者にとって運指が楽でありがたいが、反りやすいので、マメに弦は緩めた方がいいかもしれない。

2010年05月10日

ジャパン・ヴィンテージ(笑)

なんだか最近ジャパンビンテージなるものが流行っている。

国内メーカーの、国内製造の70年代から80年代くらいに作られたギターをいうらしい。

ジャパンヴィンテージがもてはやされる理由は2つある。

ひとつは、製造から2〜30年たっており、木材が枯れて良い音がするというもの。たしかに、知人の赤ラベルを弾かせてもらったときは、バリバリバリィ〜ンという爆音がしたのを覚えている。しかし、ヤマハのFGでいうとオレンジラベルあたりだと、普通の合板音しかしない。

もうひとつは、いわゆる懐古主義的なもの。70年代80年代はフォークブーム真っ盛りで、その時代に中学高校生だった人たちは、すでに40代50代。あの頃、自分のお小遣いでは買えなかったギターたちが、財力のある今なら自由に買えてしまう。この類の人達がコレクター的に書い集めているのもジャパンビンテージ・ブームの要因のひとつだ。


そんなわけで、オークションでも、古い合板ギターが「ジャパン・ヴィンテージ!希少!」などとうたわれ、分不相応な値段がついている。

なかでもヤマハのFGは玉数も多く、若い世代にもヤマハの知名度があることもあり、ダントツ人気がある。

これはあくまでも個人的見解だが、赤ラベル、グリーンラベルあたりまでは、たしかに作りもよく、音も枯れた爆音が鳴り、プレミアム価格は納得だ。

しかし、オレンジラベルをジャパンヴィンテージとして高値取引するのはやめた方がいい。たんなる安物の合板ギターにすぎない。目標は3千円程度がいいだろう。美品レベルで4千円が目安。5千円以上ならやめた方がいい。どうせFGのオレンジラベルは玉数が多いので、待っていれば別の出品がどんどん出てくるからだ。

FGを落札するつもりなら、絶対に深追いしてはいけない。よく必死になって値段を被せてくる入札者がいるが、あせらなくても別のFGがまだまだ出てくる。心持ちとしては、誰も入札していないFGを探して入札し、誰かが被せてきたら、他のFGに移るという感じがおすすめ。


筆者がもっともおすすめなのが、モーリスのW-15だ。
モーリスはヤマハよりも人気が落ちるのだが、玉数はヤマハ並みにあり、値段はヤマハよりも低め設定だ。

W-15は70年代のいちばん廉価モデル。しかし、飯田楽器という丁寧に作るところで作られており、30年以上たった今でもしっかりしている。塗装はどうやらラッカー塗装らしく、経年による木材の乾きと相まって、とても大きい音が鳴る。
なのに、1000円くらいで手に入る。高くても2千円前後。超おすすめ。ただ、最近はやや値上がり傾向にある。それでも3000円を超える場合は、他のW-15を探そう。

同じモーリスでW-40というのもおすすめだ。ただ、こいつは年代ごとに素材や作りが異なっており、70年代初期のものは、3ピースバック、ハカランダというレアなモデルもある。もちろんハカランダ3ピースバックのタイプはプレミアム価格がついている。オークションでも1万円〜2万円くらいの値がつく。ハカランダといっても、しょせん合板なんで、見た目(杢目)だけなんだけど。ただ、一応、ハカランダ所有という自己満足は満たされる(合板だけど)。
おすすめは、このハカランダモデルではなく、2ピースバック、ローズウッド(非ハカランダ)モデル。こちらは、せいぜい4千円から5千円程度。見た目はマーチンのD45風の豪華なイデタチだ。


ジャパンビンテージなんて虚構に決してまどわされないように(笑)


オークションはあわてず、あせらず、じっくりと。
慌てると損をしますよ。

ノークレーム ノーリターン

いやぁ、久しぶりにヤラれた・・・

何がというと、某オークションで落札したギターが、とてつもなく元起き&順反りという粗大ごみだった。

一応、入札前には出品者に質問してみたが、「ギターに詳しくないので良く分かりません」と素っ気ない返答しかなかった。
ちょっとクサイなとも思ったが、ここ最近、何度か人に頼まれて中古ギターを数点落札しており、いずれも問題がなかったので、ついつい油断してしまった。
また、設定されていた値段も、ジャンクというには、けっこういい値段が設定されていたため、まさか粗大ごみをこの値段で出す訳ないだろうという、出品者の良心にもはかない期待を求めたことも敗因のひとつ。
商品説明には、「少し傷がありますが、目立たないと思います」だったが、こちらもうまく写真を撮ったようで、目立たないどころか、かなり深い傷が無数。これを目立たないとは、よっぽど無神経な出品者なのであろう。

返品を申し出ようかとも考えるも、面倒なのでやめた。

商品説明には、商品の詳細こそ簡素なれど、しっかりと「ノークレーム、ノーリターン」は明記。
まあ、そもそも向こうも確信犯ともいえ、もめそうだし、評価での報復の応酬とか、アホらしくて時間のむだだ。


オークションでギターを買うのはかなりリスキーだ。
なので、最低限次のことを出品者に確認した方がいい。

<その1>
6弦の9フレットと20フレットを押さえてとき、14フレットはぴったりとくっついているか?ついていないときは、どれくらい離れているか?

<その2>
6弦の1フレットと14フレットを押さえたとき、7フレットはぴったりとくっついているか?ついていないときは、どれくらい離れているか?


ひとつめは、ネックの元起きの有無。元起きがあると、トラスロッドでは修正できない。
ふたつめは、ネックの反りのチェック。ここが僅かな反りであれば、トラスロッドで修正できる。もっとも、トラスロッドが回しきってあれば、トラスロッドは使えないので、こちらも質問するといい。
これらは、ギターの機能的な部分に関わるので、しっかりとチェックすべきだ。反対に、外観的なギズや汚れについては、見た目をちょっと我慢すれば十分ギターとして実用できるので、傷が多いため値段が安いのは狙い目ともいえる。

これらの質問に対して、出品者が面倒がったり、ちゃんと答えてくれなければ、その出品者のギターには入札しないほうがいい。


オークションはあわてず、あせらず、じっくりとだと改めて再確認した次第だ。
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